ぷっぷコラム

ねふ日記帳

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結局どうぶつが一番よくわかってる。

(U3ω3)我が家の居間はとても寒いです。家の猫は昼ごはんを済ますと大体一眠りするのが習慣になんですけど、時間でいうとお昼前後から午後2時〜3時の間で起きて来る。それも二階のおふとん部屋で寝てから一階へ。そしてそこから遊ぶなりヒーターの前なりでまた寝ることが多いのです。また寝るならおふとんじゃいかんのか?と思うところですが。

 

夜の間はヒーターの前かコタツの中でよく寝るです。初めてうちに来た夏頃、夜でも外の様子を眺めに二階に行き暗いところで静かに過ごす日も多かったですが、今はあまり行かない。今は居間でゴロゴロ。我が家の一階の居間は台所続きのLDKっていうんでしょうか。そんな感じなので夕方にもなると私も夕飯の支度を始めてて部屋の中がキッチンの調理の熱であったまり、OTK氏も帰ってきてさらに人口密度も高まるので案外あったかくなるのです。そう、居間はこの時期だと日中より夜のがあったかかったりします。もちろん、暖房器具もあたたかい理由としてあるですが。

 

嘘のような本当の話で、日中私がいくらコタツに一人で入ってても全然あったかくならない時があるです。夜は二人+2匹+弱いコタツの熱はこたつ布団の中にこもるらしく、微弱なパワーしかないコタツの分際でも潜ればあったかい。でも日中は私が寒さに耐えかねて寒い日はエアコン付けたりもするんだけど(基本はOTKがエアコン嫌いなのでヒーター+コタツ生活。でもあんまり寒いと私だけ日中エアコンつける)、エアコンで部屋があったまったなと思っても電源を切るとすぐまた冷える。

それは部屋の構造で階段に筒抜けなせいもあり、暖気が上に逃げてしまうせいでもあるですが。ただ、私が思うにこの部屋は底冷えがひどい。だから人口密度が高い時の暖かさと室内の空気をあっためた時の暖かさはなんとなく違う。再び冷え込む速度も違う。体感的に。

 

とりわけ私はここ数年妙に寒がりで、体が冷え込むと酷いときは気分的に塞ぎこみます。そういうのってパッと「あ、この流れはやばいゾ!」と感づけばピッと対策すればいいんだけど、じわじわと侵食される冷えは体温低下で滅入ってること自体に気がつかない。食欲もムチャクチャになって、朝全然食べる気がせず、昼に昼食を準備する元気もなく、でも逆に簡単に食べられるものが部屋にあれば異様に食べてしまう。そしておなかを壊す。お腹が重いと余計に体は動かなくなるし気分も落ち込む。猫のワガママにもイラつくし、普段できる事が思うようにやりきれなくて、それでも自分の時間を作ろうと無理やり家の事をこなすと、もう本当気分的にわやくちゃになったりするです…。

 

今日はまさにそれで、なんだか全身しんどくて横になってると猫が来てガンガン鳴く。我が家の猫は小声でしか鳴かないのが救いですが、相手にされないとこっちの歩くのを体で封鎖したり、何十回も鳴いたり、テーブルと顔の間をわざとジャンプして横切ったりする。何も私は自分の遊びに夢中で無視してる訳じゃなくても、猫にはそれがわからない。体調がいい時なら「何がしたいんじゃバカタレー!」で終わるですが、本当に参ってる時にこれをやられると本気で精神的にやばい方に追い詰められる…。

 

話を戻すです。家の話へ。

今のアパートは1年を通して一日のうちにまともに日差しが入る時間が2〜3時間しかない。冬の間はとにかく暗くて陰鬱なのです。逆に言えば夏場は真昼でも扇風機で十分なぐらい涼しいのですが、私は暑さ耐性は異常に高く、寒いのがダメな人。冷え性ゆえ体温が低いのでしょうか。暑いのは「暑くてなんにもする気にならないな〜」で終わってくですが、寒いのは「カラダがウゴカナイ…シナセテ」の方に行っちゃう。なので今のアパートは本当につらい。

寒くて本当につらいと思ってても、外に出ると「あれ、外のがあったかいじゃん」「寒いと思ったけど日差しがあれば気持ちいいな」なんて事がある。でも帰宅するとコロッと戻る。つらい。O氏にもそういう話をすることはあるですが、この時期でも風呂上がりにパンツとシャツで歩いて平気な顔してる件の人にはさっぱり伝わらないよう。意味は分かるけどそこまで言うほどじゃという顔。実際真冬の風呂上がりに足などつつくと、びっくりするぐらいホカホカしてる。お風呂上がりにおふとんに直行でも10分すると冷えていく私とは違うらしい。

 

前のアパートと今のアパートなら、段違いで今のアパートのが設備や造りがいいのですけど、周りの環境は逆に前のほうが断然よかった。日差しはある。ベランダの外は小川。目線に建物が無く見開けて山が見える。季節ごとに草花がガンガン育って新興アパートなのに毎春ツバメがやっててた。今のアパートはどうか。植物の育ちは東側と西側と季節ごとで極寒か灼熱になり、どちらかが天国でどちらかが地獄。日照条件は先に書いた通りだし、鳥はあまり来ねど、コウモリ、時々G。周りはアパートに囲まれて夏はおしゃべりが聞こえ、窓を気持ち良く開ければうちの中が丸見えになり…。

 

でも猫を飼い出してから、日向ぼっこが好きな猫の為になるべくカーテンやブラインドを開けることにしたです。猫は外を見るのが大好き。一日家から出られないし、せめてもの気分転換に。それが例のおふとん部屋。あまり人さまに見られたくない部屋。ブラインドを開けると時々タバコを吸いにベランダに出たおっさんと目が合う部屋。だけど、なんせ猫が一番行きたがる部屋だから。なのでなるべくおふとんをきれいにして見えてもマシなようにして。

 

そしてそして、最近分かって来たです。おふとん部屋は家の中で一番日差しが入る部屋。これは知ってた。でもそれだけじゃない。猫がおふとん部屋にお昼寝にいって、それから起き出して居間に降りてくる時間も、完全にその部屋に陽が差し込む時間から入らなくなるまでの時間に一致してると。

(U・ω・)ああ、動物はやっぱり一番わかってるじゃないか。と思ったのでした。

 

慣れて寄ってくる可愛げのある動物っていうのもいいけど、どうぶつってこういうのがいいなって思うです。人間がもう鈍っちゃってる感覚をちゃんと持ち合わせてるなってのが。

そしてその理屈で行くと、やっぱり生き物は気持ちのいいところをちゃんと知ってて、昼間のうちの居間はそんなに好きじゃないんだなと思った。

気持ちのいい場所をいきものはよく分かってる。最初にここに引っ越して来た時、雑草も全くなくて虫けら1匹みなかった。それは田んぼを埋め立てて造成した土地だから。スズメが電線でカラスに襲われて死んでたぐらいで、最近になって春先にトカゲが出たり鳥が来るようになった。あまりにも好きじゃなくて、ちょっとづくよくなればと草花をいじってるけどまだまだ及ばない。それに制限が多くて限界を感じてる。そしてどうしてもやっぱりうちの暗さは好きになれない。正午が一番暗い。太陽が南中高度に達したころ、日差しは西からも東からも入らずうちの中は一番暗くなる。これはやっぱりつらい。世の中が一番明るくなる時間帯に向かいの家の屋根の影が全部うちに被さってくる。元野良のうちの猫はそれをどう感じてるのだろう。猫飼いの人たちがよく言うように、野良よりよっぽど家の中のが平和でいいと思ってるのかな。猫はめっきり私に依存してしまった。

 

もうすぐボロ家周りの改修をOTKが始めるらしい(U・ω・)やっと手続き関係が整って色々な申請が通ったんだって。建物はボロいけど、私はずっと今の家よりも好きな土地である。日差しもいいし、空気も抜ける。ちゃんと生き物が好きでやって来る気配がする。春になったら猫も連れていってみよう。リードを買ってきて。猫の大好きな日なたがいっぱいある。本当はボロ家の方に住めたらいいのだろうけれど。嫌がったらダメだけど…

 

そういえば野良猫ガリちゃんがうちに来出したなと気づいた時も、手入れしてる草花ゾーンが春を過ぎてもこもこ元気に盛り上がってる時期でした。いつもうちの周りを通り道にしてる猫は何匹かいたけど、うちの草花の間で気持ちよさそうに日向ぼっこしてたのがガリちゃんなのでした。それでまだうちには2匹の猫もいなくて、初めて猫餌買って来て置いてみたりして。

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